オーパス 14
ハリー・ウィンストンは、バーデン=バーデンで10月に行われたオーパスイベントの際に発表されたように、米国人シンガーソングライターであり音楽プロデューサーであるロビン・シックを、ブランドのタイムピース・アンバサダーに任命したことを発表いたしました。
オーパスは2001年に始まった人類初めてのチャレンジであり、独立時計師とのコラボレーションによって、イノベーションや時の読み取りの常識を覆す新しいモデルを生み出しています。ハリー・ウィンストンは、このチャレンジを世界屈指の情熱的なコレクターたちと共有しています。
そして2015年、ハリー・ウィンストンは、この比類ないコレクションの14作目を発表しました。先見の明を持つ時計師フランク・オルニーおよびジョニー・ジラルダンとのパートナーシップにより、イマジネーションの限界をさらに打ち破るべく並外れた可能性に挑戦したのです。その挑戦は、全くの白紙状態からのスタートで、類まれなるデザインを完成させなくてはならなかったのです。コードネーム:OPUS14(オーパス 14)
オーパス 14は、メカニカルイノベーションの粋と遊び心をくすぐる印象的なデザインが融合しています。直径54.7mmの18Kゴールド製ケースを備えるこのモデルのシルエットは、サファイアクリスタルの下に数々のサプライズを宿しています。オーパス 14のデザインとオートマトンコンプリケーションは小型のジュークボックスを想起させます。9時位置のスタイリッシュなローカルタイム表示、レコード盤仕上げの各ディスク、数字の14をあしらったバイカラーの標章、アーチ型レトログラード式分表示のグラデーションレッド、インデックスのフォントとブルーカラーなど、一つ一つのディテールがオーパス 14の真髄を物語っています。こうしたそれぞれの特徴は、ロックンロールの時代、《ダイナー》の象徴的な美しさ、伝説的なルート66を彷彿とさせます。このスピリットは、ジュークボックスにインスパイアされたケースにも息づいています。
ハリー・ウィンストンは、かつて例を見ないジュークボックス機構の小型化によって特許を取得しました。この機構はマガジンの中に4枚のディスクを搭載しており、ローカルタイム、GMT、日付、そしてハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの《スター》を連想させる創始者ハリー・ウィンストンのシグネチャーが刻まれた星など、それぞれが異なる表示を担っています。
ケースの9時位置に配されたセレクターを操作することで、お好みの表示を選択することができます。この操作によってマガジン全体が上昇および下降して、選択したディスクを表に出します。4時位置のプッシュボタンを一回押すと、アームが作動してディスクを掴み、読み取り用のプラットフォームにセットします。ローカルタイムを表示するディスクが常に9時位置に配されているのに対し、希望に応じて選択したGMT、日付、星のディスクはこのプラットフォームに配置されます。ディスクが配置された後、もう一度プッシュボタンを押すと、再びアームが作動してディスクをマガジンに収納します。
オーパス・コレクションのDNAに刻まれた、このハリー・ウィンストン独特の複雑な動作は、2つのパワーリザーブによって支えられています。ひとつのパワーリザーブが最大68時間に渡り時刻表示を担い、もうひとつはディスク最大5往復分の作動を司ります。この2つのパワーリザーブがそれぞれ独立し、個別に機能するのに対し、共通の巻き上げ機構によって同時にエネルギーを蓄えることができます。また、ラグ間のプッシュボタン(12時位置)で日付とGMT表示を修正することができます。
前代未聞の機構を搭載したオーパス14を構成するのは1066個のパーツ。それらひとつひとつが世界限定50本の希少なタイムピースに生命を与えます。